用語集

 

  • 戒名(かいみょう)とは…

    戒名とは、御仏の世界へおもむくために「魂」につける名前で、お釈迦様のお弟子になる証しです。日蓮宗の場合は法号といいます。俗名とは、現世で生きるために「身体」につける名前です。

  • 戒名料(かいみょうりょう)とは…

    戒名料とは、戒名授与のお布施です。本来、戒名料は存在しませんでした。

  • 餓鬼(がき)とは…

    餓鬼とは、生前において強欲で嫉妬深く、物惜しく、常に貪りの心や行為をした罪のむくいで、餓鬼道に落ちた死者のことであります。

  • 戒(かい)とは…

    習慣・風習・気質・性格・振舞・道徳等の意がある。僧侶が守らなければならない規律、きまりのことである。

  • 開眼(かいげん)とは…

    眼目を開くこと。即ち新たに造立し、または描かれた仏像や画像の仏体に精神を入れること。これを開眼供養と称す。

  • 開宗会(かいしゅうえ)とは…

    建長5年(1253)4月28日、日蓮聖人が清澄山上に於て、立教開宗の宣言をなされた日を記念する法要である。いつ頃から行われるようになったかは不明である。

  • 開帳(かいちょう)とは…

    厨子、もしくは斗帳を開いて、内に在すご尊像を拝ませることで、開扉、開龕、啓龕などとも言う。なお、他所に出かけて開帳することを出開帳と言う。

  • 開闢会(かいびゃくえ)とは…

    日蓮聖人が文永11年(1274)5月波木井実長の招きに応じて、鎌倉から入山し、6月17日新築の西谷御草庵に入られた日を以て身延山開闢の日とする。

  • 花押(かおう)とは…

    書判・判とも称し、その起原は中国唐代にあるともいう。自署の変化したもの。

  • 雅楽(ががく)とは…

    雅楽には中国、朝鮮、日本の三種がある。雅楽とは雅正の楽の意味で、下品な俗楽と区別したのが語義である。

  • 過去帳(かこちょう)とは…

    別に霊簿・霊會簿・冥帳等ともいう。戒名(法号)・俗名・死亡年月日・行年などを記載する。

  • 合掌(がっしょう)とは…

    左右の掌を合わせて礼拝することで、合爪とも書く。仏教国では、僧俗を問わず日常の礼法として行われる。

  • 門火(かどび)とは…

    盂蘭盆や葬送に際して、門前でたく火のことである。迎え火、送り火もその一つである。

  • 果報(かほう)とは…

    因縁によって得た結果と報い。善悪の業因により善悪の果を得、善悪の縁により善悪の報いを受ける。

  • 釜じめ(かまじめ)とは…

    釜占あるいは釜注連などと綴り、かまばらい、かまどはらい、荒神ばらいなどともいう。

  • 寒修行(かんしゅぎょう)とは…

    本来は寒中の30日間を寺院・堂塔に詣で、水行・読経・書写・百度踏み等を行うことである。

  • 勧請(かんじょう)とは…

    「勧め請う」ということで、仏に永くこの世に住して法を説き衆生を救済せんことを勧め請うたり、仏菩薩等に道場に影現して証誠せんことを勧め請うたりする。

  • 感得(かんとく)とは…

    僧が修行の結果、諸仏諸尊、教法等を感見体得することである。

  • 潅仏会(かんぶつえ)とは…

    浴仏会、仏生会、龍華会、花まつりともいう。4月8日釈尊誕生を祝うために行う法会。

  • 願力(がんりき)とは…

    目的成就を願求する精神の力をいう。

  • 甘露(かんろ)とは…

    天人の飲みもの。蜜のように甘く、これを飲めば不老不死になるといわれる。仏の説法のことをもいう。

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